歯並びが悪くなるのは、骨格などの先天的な原因以外に、後天的な原因があります。
今回は歯並びに大きな影響を与える、子供の4つの癖についてお話します。
【こんな癖にご用心!その①】指しゃぶり

3歳くらいまでの指しゃぶりは成長過程で必要なものであり、心配いりません。
問題は成長してからの指しゃぶり!
4~5歳になっても指しゃぶりを続けている場合は、注意が必要です。
指しゃぶりをずっと続けていると、歯が指に押されてしまい、出っ歯やすきっ歯の原因になります。
子供の歯は可動域が広く、この時に大きく動いてしまうと歯並びが悪くなってしまうので
4~5歳になっても指しゃぶりを続けている場合は早めにやめさせるようにしましょう。
4~5歳になっても指しゃぶりを続けている場合は早めにやめさせるようにしましょう。
【こんな癖にご用心!その②】口呼吸

厳密には、口呼吸をすることによる舌の位置が原因となります。
口を閉じている時、舌はちょうど上顎の前歯裏側あたりに先が付くように収まります。ここに舌があることで、口周りの筋肉と上顎とがバランスを取りながら成長するため、上顎の歯列がきれいに広がります。
しかし、口呼吸をすると舌は下に下がってしまいます。すると口周りの筋肉と上顎とのバランスが取れず、結果上顎の歯列がうまく広がらずに
歯と歯が重なってしまったり、出っ歯になってしまいます。
また、口呼吸は口が乾いて唾液が少なくなり、口臭の原因になったり虫歯のリスクも上がります。
お子様が口呼吸をしている場合は、改善しましょう。
【こんな癖にご用心!その③】舌癖

舌癖は子供だけでなく大人にも多い、歯の裏に舌を押し付けるような動きのことです。
子供の歯は動きやすく、その時期に舌で歯を押してしまうと歯が押し出す力に負けて動いてしまい、主に出っ歯やすきっ歯、開口の原因となります。
また、舌癖は歯並びだけでなく滑舌にも影響します。舌癖があると「さしすせそ」や「たちつてと」が言いづらい、いわゆる舌っ足らずな話し方になります。
大人になっても大きな影響を与えるため、早めに改善しましょう。
【こんな癖にご用心!その④】爪を噛む

爪は人の外に出ている箇所の中で歯の次に硬い部分です。
そんな爪を思い切り噛む時、歯に強い力が加わります。これを続けると、歯が少しずつ動いてしまい、歯並びが悪くなる原因になります。
また、硬い歯を噛んでいると、歯が割れたり欠けたりすることもあります。
爪もボロボロになってしまうので、爪を噛む癖はやめさせるようにしましょう。
【まとめ】
いかがでしたか?
以上の癖は歯並びだけでなく、それ以外にも影響を及ぼします。
お子様にこれらの癖がある場合は早めに改善させて、きれいな歯並びを手に入れましょう。
これらに気をつけていても、顎の骨格等の先天的なものが原因で歯並びが悪くなることはあります。
その時は矯正で歯並びを整えることができるので、当院までお気軽にご相談ください。