こんにちは!花田矯正歯科です。
今回の記事では、金属アレルギーをお持ちの方でも安心して受けられる矯正治療についてご紹介します。
・金属を使用しない矯正方法だと、選べる治療法が少ないのでは・・?
・金属を使用しない矯正方法だと、治療費が高そう・・?
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金属アレルギーの人が矯正治療を行う場合に起こりうるリスク
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このようなお悩みをお持ちの方、気になる方は是非最後まで読んでくださいね。
========【もくじ】=============
1 そもそも、金属アレルギーとは?
2 金属アレルギーの人が矯正治療を行う場合に起こりうるリスク
3 金属を使わない矯正治療の選択肢
4 まとめ
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そもそも、金属アレルギーとは?
わたしたちの体には、ウイルスや細菌などの有害なものから体を守るための「免疫」という仕組みが備わっています。
しかし、免疫は本来無害なものに対しても過剰に反応してしまうことがあり、これが「アレルギー反応」として現れます。
金属アレルギーは特定の金属に接触した際に免疫が過剰反応し、皮膚や体内に炎症やかゆみなどの症状を引き起こすアレルギー反応のことを指します。
具体的には金属が汗や体液に触れることで、表面の金属が少しずつ溶け出して微小な金属イオンとなり皮膚に浸透します。
すると、体の免疫システムがこのイオンを「体内に侵入した異物」と捉え、攻撃を開始します。
これが金属アレルギーのメカニズムです。
直接肌に触れるピアスやネックレスでかゆみや赤みなどのアレルギー反応を経験する方が多いことからもわかるように、日本人の約10人に1人は金属アレルギーに悩まされています。
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金属アレルギーの人が矯正治療を行う場合に起こりうるリスク
このように多くの方が金属アレルギーに悩むなかで、矯正治療を考える際には特に注意が必要です。
金属アレルギーのある方が矯正治療を受ける場合、治療中に起こりうるリスクや問題を理解しておくことが大切です。
具体的には、どのようなリスクが考えられるのでしょうか。
■口内炎
矯正装置の金属部分が口の中の粘膜に触れることで、口内の炎症や口内炎が発生することがあります。
口内炎の傷みは食事中や会話をする時に感じることが多く、日常生活に支障をきたすことがあります。
■皮膚炎
矯正装置の金属が口周りの皮膚や唇に触れることで、かゆみや発疹が現れることがあります。
■唇の腫れ
矯正治療で金属アレルギーが起こると、唇が腫れ上がることも考えられます。
稀ですが顔全体が腫れてしまうこともあります。
金属アレルギーを持つ方が矯正治療を受ける際には、上記のような特有のリスクや問題を伴うことがあります。
そのため、これらのリスクを理解して、適切な治療を考えていく必要があります。
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金属を使わない矯正治療の選択肢
金属アレルギーのリスクを避けるために、金属を使用しない矯正治療が注目されています。
アレルギー反応の心配が少なく、快適に治療を続けることが可能な矯正治療について、それぞれのメリットデメリットをお伝えできればと思います。
■インビザライン(透明なマウスピース型矯正)
インビザラインは、薄い透明なプラスチック製のマウスピースを定期的に交換することで少しずつ歯の移動を調整する治療法です。
メリット
・透明なマウスピースを使用するため、目立ちにくい
・食事や歯磨きの時に取り外すことができるため、口腔衛生を維持しやすい
・マウスピースはカスタムメイド。装着感が快適で、口内の傷や傷みが少ない
デメリット
・複雑な歯の移動が必要な場合は、治療期間が長くなる場合がある
・マウスピースの管理が必要
・複雑な矯正症例では対応できないことがある
■セラミックブラケット
セラミックブラケットは、歯の色に近い透明または白い材料で作られており、金属ブラケットよりも目立ちにくい矯正装置です。
メリット
・歯の色に近い透明または白い素材のため、目立ちにくい
・金属を使用していないため、金属アレルギーの方も安心
・表面が滑らかなので装着感が快適
デメリット
・割れやすいので食事中の硬いものには注意
・治療費が高くなることがある
・着色の可能性があるので定期的な歯科医のフォローアップが必要
■舌側矯正
舌側矯正は、歯の裏側に装置を取り付ける矯正方法です。
外からは見えないため、見た目が気になる方に適しています。
メリット
・歯の裏側に装置を取り付けるため、目立ちにくい
・装置が歯の裏側にあるため、歯の表面が直接保護される
・複雑な歯並びや咬合の問題など幅広い症例に適用できる
デメリット
・舌側に装置があるため最初は発音が難しく感じることがある
・装置が舌に接触するため最初は口内に不快感を感じることがある
・一般的に治療費が高くなる
金属アレルギーを持つ方にとって、金属を使わない矯正治療の選択肢は非常に有用です。
ご紹介した矯正方法には、「目立ちにくい」「装着感が快適」といったメリットがありますが、治療期間やコストなどのデメリットも存在します。
ご紹介した矯正方法には、「目立ちにくい」「装着感が快適」といったメリットがありますが、治療期間やコストなどのデメリットも存在します。
ご自身のライフスタイルや治療の目的に合った矯正方法を選ぶために、それぞれのメリットデメリットをよく理解し最適な治療法を見つけることが大切です。
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まとめ
いかがでしたでしょうか?
金属アレルギーのある方が歯科矯正を検討する際には、いくつかの心配な点があるかと思います。
しかし、見た目や快適さを重視しながらも安心して矯正治療を受けることができます。
しかし、見た目や快適さを重視しながらも安心して矯正治療を受けることができます。
ご紹介しましたインビザライン、セラミックブラケット、舌側矯正それぞれの特徴を理解することで、ご自身に最適な治療方法がきっと見つかるはずです。
当院では治療をはじめる前に患者様に対して治療の内容、期間、費用について詳しくご説明いたします。
患者様が不安を解消し、安心して治療に臨むことが大切だと考えています。
患者様が不安を解消し、安心して治療に臨むことが大切だと考えています。
矯正専門医が患者様のお口の状態に最適な矯正器具や治療法を提案いたしますので、お気軽にご相談ください。
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