
こんにちは!花田矯正歯科です。
今回の記事では、砂糖が虫歯を引き起こすメカニズムと、今日からできる虫歯予防についてご紹介します。
・甘いお菓子が大好きな子どもが虫歯にならないか心配・・・
・乳歯が永久歯に生え変わる前に親子で一緒に虫歯にならない生活習慣を身につけたい
・歯医者さんで受けられる「予防歯科」について知りたい
このようなお悩みをお持ちの方は是非最後まで読んでくださいね。
========【もくじ】=============
1.砂糖が虫歯を引き起こすメカニズム
2.虫歯予防のための生活習慣のコツ
3.歯医者さんの虫歯予防
4.まとめ
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1.砂糖が虫歯を引き起こすメカニズム
虫歯の主要な原因
ミュータンス菌は、口腔内に存在する細菌の一つで虫歯の主な原因とされています。ただし、歯が生えていない赤ちゃんの口内には存在しません。赤ちゃんの口内は無菌であり、ミュータンス菌は歯の表面にしか付着できないため、歯が生えるまでは感染しないのです。この細菌は、赤ちゃんに最も近いお父さん、お母さんから唾液を介して感染します。同じスプーンや箸を使った食事を通じて感染ることがあるので、日頃から気をつけることが大切です。
私たちが糖分を含む食品や飲料を摂取すると、口腔内のミュータンス菌が糖分をエネルギー源として代謝を行います。ミュータンス菌がこの代謝過程で生成する酸によって歯のエナメル質が徐々に溶け出し、脱白と呼ばれる「歯の表面に白っぽい斑点が現れる現象」が進行します。
脱灰が繰り返されることで歯の構造が損傷し、最終的に虫歯が形成されます。
砂糖を多く含む食品や飲料を頻繁に摂取することで、口腔内が酸性に傾き、脱灰が進行しやすくなります。虫歯予防のためにも、糖分を適切に制限することが大切です。
2.虫歯予防のための生活習慣のコツ
虫歯になりにくいお菓子の選び方
虫歯になりにくいお菓子の条件として「糖分が少ない(低糖または無糖)」「キシリトールやカルシウムも含む」「歯にくっつきにくい」が挙げられます。
例えば、おせんべいやクラッカーなどのスナック菓子、砂糖を使っていないビスケットやクッキー、キシリトールガムがおすすめです。よく噛むことで唾液の分泌を促し、虫歯予防につながります。
〈虫歯になりにくいお菓子〉
・おせんべい
・クラッカー
・野菜スティック
・砂糖を使っていないビスケットやクッキー
・お芋
・甘栗
・砂糖不使用のドライフルーツ
虫歯を防ぐ間食のタイミングは?
間食を食べる際に避けたいのが「だらだら食べ」です。食べ物の糖分が口内に長時間残るほど虫歯の原因となる細菌が酸を生成し、歯を溶かし続けることになります。
甘いお菓子だけでなく、おせんべいなどの虫歯になりにくいお菓子にも糖分は含まれているため、食事時間を長くしないように気をつけましょう。
虫歯を防ぐためには間食は1日1回に留め、食事は長時間しないように心掛けることが大切です。
3.歯医者さんの虫歯予防
生活習慣が身に付いたら、歯医者さんでのケアを受けることをおすすめしています。虫歯になってから治療するのではなく、なる前にしっかりケアをする予防歯科が、近年ますます注目を集めています。
歯科医院では、日常の歯磨きでは届かない部分までしっかりとケアできるため、より効果的な予防が可能です。定期的に歯科医師によるチェックを受けることで、虫歯や歯周病の予兆を早期に発見し発生のリスクを低減できます。
虫歯の予防は一度の治療で完結するものではありません。定期的なケアと生活習慣の見直しを継続することで長期的に歯の健康を守ることが大切です。
定期健診
定期的な歯科健診は、虫歯や歯周病の早期発見に繋がります。歯に痛みがないからと言ってケアを怠るのは危険です。目に見えない部分で進行していることがあります。定期検診で早期発見ができれば、大掛かりな治療を避けることができます。
定期健診は、歯の健康を守るための基本的な予防策です。
フッ素塗布
フッ素塗布は、歯のエナメル質を強化し、虫歯予防に非常に効果的です。
フッ素は歯の再石灰化を促進し、虫歯の進行を防ぐ働きがあります。歯が酸にさらされて脱灰してしまうと虫歯が進行しやすくなりますが、フッ素を塗布することでエナメル質が再び強くなり、歯を守ることができます。
フッ素塗布は手軽で効果的な予防法で、特にお子様におすすめのケアです。
シーラント
シーラントとは、虫歯になりやすい歯の溝をプラスチックで保護する処置のことです。
食べ物が詰まりやすく、虫歯ができやすい奥歯の深い溝を塞ぐことで食べ物や細菌を入りにくくし、虫歯を予防します。
痛みがなく短時間で終わるので、特に小さなお子様におすすめの予防法です。

4.まとめ
いかがでしたでしょうか?
虫歯予防はただ甘いものを制限するだけではなく、どのように食べ、どのタイミングでケアを行うかが重要です。日々のちょっとした工夫が、将来の健康に大きな影響を与えることを考えながら、予防に取り組んでいきましょう。
定期的な歯科健診やフッ素塗布、シーラントなど、専門的なケアを取り入れることで虫歯のリスクを最小限に抑えることができます。今できることから始めて、未来の健康を守るための第一歩を踏み出していきましょう。
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