
こんにちは!花田矯正歯科です。
お子さまの歯が抜けてしまった時、親御様はどうされてますか?
痛みがあったり、血が出るお子さまもいらっしゃれば、そういった症状がない場合があったりと様々です。
中には、抜けた歯を保管している方もいらっしゃるのではないでしょうか。
今回の記事では、お子さまの歯が抜けてしまった時の対処法をご紹介させていただきます。
- 子どもの歯がなかなか抜けない!抜ける時期には個人差があるの?
- 歯が抜けた後のケアが分からない・・・
- 抜けそうで抜けない!親が抜いてもいい?
このようなお悩みや不安をお持ちの親御様は、是非最後まで読んでくださいね。
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1.乳歯から永久歯に生え変わる時期について
2.歯が抜けた後の対処法と注意点について
3.抜けた乳歯の保存について
4.まとめ
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乳歯から永久歯に生え変わる時期について
子供の歯が抜けて乳歯から永久歯に生え変わり始めるのは、個人差がありますがおおよそ6歳頃です。
顎や周辺組織の成長の度合いにより、年齢は前後します。
12歳頃までに奥歯まで上下とも永久歯に生え変わり、大人の歯と同様になります。
一般的には以下の通りです。
【前歯】6歳から8歳くらいまで
【犬歯】9歳から12歳くらいまで
【臼歯】10歳から12歳くらいまで
また、乳歯から永久歯に生え変わる流れをご説明いたします。
① 乳歯の下に永久歯が埋まっており、永久歯が出よう(萌出)とする
② 乳歯の歯根が溶け、自然と抜ける
③ 永久歯が空いたスペースに生える
生え変わる時期は個人差があることから、早い場合や遅い場合があります。
気になる場合は歯医者の定期検診で確認しましょう。
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乳歯専用の保存ケースには木製とプラスチック製があります。
高温多湿な環境だと、抗菌作用がある桐の木箱が最適です。
最後によく乾燥させることが大事です。
歯が抜けた後の対処法と注意点について
お子さまの歯が抜けた後は、口の中の清潔を保つことが重要です。
口の中が不衛生なままだと、炎症や細菌感染を引き起こし、永久歯の成長を妨げる原因にもなります。
お子さまの歯の健康を守るためには、日常的なケアが欠かせません。
「痛くなったら嫌だから歯磨きをしたくない」というお子さんもいらっしゃいますが、それは良くありません。
乳歯は永久歯よりもやわらかく虫歯になりやすいため、正しいケアを早い段階から習慣化することが大切です。
歯が抜けた後のケアの方法と注意点をご紹介いたしますので、是非実践してみてくださいね。
止血
お子さまの歯が抜けて血が出ている場合は、軽くガーゼなどで圧迫して止血します。
ティッシュだと抜けた部分の血の塊にくっついてしまうのでおすすめしません。
乳歯の根っこが残っていないか確認
乳歯の根っこが残っている場合は、永久歯への生え変わりの際に悪い影響が出る場合があり、不正咬合の原因にもなります。
根っこが残っていないか心配な場合は、当院までお気軽にご相談ください。
清潔に保つ
乳歯が抜けた後は、歯ぐきが敏感になっています。
ぬるま湯でやさしくうがいをし、口内を清潔に保ちましょう。
歯磨きをすると痛みが生じる場合は、診察を受けるようにしてください。
歯磨き
抜けた部分以外の歯は通常通り、丁寧に磨いてください。
特に、周囲の歯や新しく生えてきた永久歯は虫歯になりやすいので、しっかりとケアしましょう。
健康的な食事
ビタミンDやカルシウムを豊富に含む、魚や緑黄色野菜、乳製品などの食品は歯の成長をサポートしてくれるので、積極的に摂取するようにしてください。
また、歯が抜けた後はフッ素塗布も検討してください。
乳歯や生え始めの永久歯は虫歯になりやすい状態なので、特にフッ素塗布での虫歯予防が重要です。
フッ素入りの歯磨き粉を使うだけではなく、歯科医院で濃度の高いフッ素を直接塗布してもらいましょう。
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最近では、抜けたお子さまの歯を専用のケースで保管する方が多くなっています。
へその緒や初めて切った髪の毛と同じ感覚で、乳歯も記念に保管しておく方が多くなっているのです。
抜けた乳歯の保存について
昔はお子さまの歯が抜けると、「強い歯が生えてきますように」と願って上の歯は縁の下に、下の歯は屋根に向かって投げる風習がありましたね。最近では、抜けたお子さまの歯を専用のケースで保管する方が多くなっています。
へその緒や初めて切った髪の毛と同じ感覚で、乳歯も記念に保管しておく方が多くなっているのです。
乳歯専用の保存ケースには木製とプラスチック製があります。
高温多湿な環境だと、抗菌作用がある桐の木箱が最適です。
保管する際、抜けた乳歯には血液や細菌がついている場合があるので、水でよく洗い流し、汚れや歯肉が付着している場合は歯ブラシやつまようじを使いましょう。
洗った後は除菌シートで拭いたり、オキシドールを入れて一晩浸けておくなど、清潔な状態にしてください。
洗った後は除菌シートで拭いたり、オキシドールを入れて一晩浸けておくなど、清潔な状態にしてください。
最後によく乾燥させることが大事です。
将来、歯科医が確認する際に役立つことがありますので、大事に保管するようにしましょう。

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まとめ
いかがだったでしょうか?
乳歯が抜ける時期は、子供にとっても親にとっても大切な時期です。
歯の生え替わりには個人差があり、グラグラしているのになかなか抜けない場合は、そのまま放置せずに、歯医者でレントゲンなど検査を受けることをおすすめいたします。
乳歯を抜いたり矯正治療を行ったりと対処が可能です。
適切なケアを行い、健康な永久歯の成長をサポートしましょう。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。