こんにちは!花田矯正歯科です。
今回の記事では、顎関節症の症状や治療法についてご紹介したいと思います。
・口が開けにくい
・口を開けたり閉じたりすると「カックン」「コッキン」というような音がする
顎関節症の原因と症状について
・食べ物を噛む時に痛みや異常を感じる
・口を開けたり閉じたりする時に顎関節でカックン、コッキンというような音がする
・あごが外れることがある
・口が左右にうまく動かない
・口を動かすと顎関節に痛みがある、噛みしめると顎関節が痛い
上記のような悩みを持つ方、気になる方は是非最後まで読んでくださいね。
========【もくじ】=============
1 顎関節症とは?
2 顎関節症の原因と症状について
3 顎関節症の治療法
4 自分でできる顎関節症の管理方法
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顎関節症とは?
顎は入り組んだ形と複雑な機能を持っており、筋肉と関節と神経が集中しているかしょになります。
食事をしたり、お喋りすると連動して動き、この顎の関節やその周囲が何らかの原因により、痛みが出たり動きにくくなるのが顎関節症です。
昨今では顎の不快感を訴える方が増えています。
症状は顎ばかりでなく、肩こりや腕や指のし痺れ、偏頭痛、耳や鼻にも不快感を覚えることもあるのです。
症状は広範囲に渡り、人によって軽い症状から重い症状まで、個人差があるのが特徴です。
症状が重い場合、そのまま放置すると悪化して顎の機能が完全に破壊されてしまうことも稀にあります。
顎関節症のほとんどは適切な対処で改善することが出来ます。
気になることがあれば早めの受診をお勧めします。
顎関節症の原因と症状について
色々な原因が考えられますが、上下の歯の噛み合わせの異常や噛みしめによる場合が多いです。
また、歯ぎしりも顎の関節に大きな負担をかけます。
更に、生まれつき関節に問題のある方や、関節に外傷を受けたことがある場合も顎関節症の原因となることがあります。
顎関節症は原因が1つだけではなく、複数の原因が絡みあって症状がでることが多いようです。
診断学の進歩により、部分的には明らかにされてますが、未だに分からない点も多く残っているのが現状です。
症状としては、以下が挙げられます。
・口を開けたり閉じたりする時に顎関節でカックン、コッキンというような音がする
・あごが外れることがある
・口が左右にうまく動かない
・口を動かすと顎関節に痛みがある、噛みしめると顎関節が痛い
顎関節症の治療法
顎関節症は症状やタイプによって治療法が異なり、問診・診断を行ったうえで症状に応じた治療法をご案内しております。
時には治療を組み合わせて行うこともございます。
■骨格と歯列を整えられるスプリント(マウスピース)療法
スプリント療法は、患者様に合ったマウスピースを作製して使用します。
顎関節症の多くは「歯ぎしり」「食いしばり」などで過度の力がかかっていることが多いのですが、無意識に行っていることも多いのです。
また、就寝中の歯ぎしりは自分でコントロールすることが難しいため、寝ている間にマウスピースを装着し、顎関節をリラックスした状態にします。
マウスピースは上か下の歯列を全て覆う形となり、顎関節への負担を軽減したり咀嚼筋の緊張を緩和する効果がございます。
■ボトックス注射
ボトックス注射は、筋肉を抑制するボツリヌス菌の働きにより、歯ぎしりや食いしばりをはじめとする顎関節症を緩和します。
歯ぎしり・食いしばりはもちろん、朝起きた時に「顎がだるいな」と感じる方にもボトックス注射をお勧めしています。
ボトックス注射をすることで、顎関節症の緩和だけでなく睡眠の質も高まります。
■薬物療法
顎関節症の治療では、症状を改善させるために薬物療法を行うことがございます。
初期症状の治療では漢方薬の拭く用や鎮痛薬で痛みを取り除く治療を行います。
痛みが慢性化し、長期間にわたって痛みが続く際には、抗うつ薬や神経障害性疼痛、線維筋痛症に効果のある薬を服用していただきます。
これらは、不眠を伴う難治性の顎関節痛にも効果が期待できます。
■超音波治療(理学療法)
超音波が顎の深部に進むにつれ、高速の振動が縦に伝わり、1秒間に300万回(3MHz)の高速度ミクロマッサージ効果を発揮できます。
手技によるマッサージに比べ、数倍の圧力を深部に直接与えることができます。
超音波のエネルギーにより、顎の筋肉をほぐして顎の痛みや口が開きにくいなどの症状を緩和することができます。
■開口訓練やストレッチなど(運動療法)
運動療法には、顎関節へ直接アプローチし、顎関節の動きを良くして開口量を増加させる下顎可動化訓練や、筋肉や靭帯などの伸張性や柔軟性を改善させるストレッチ、筋肉を鍛えて耐久性を向上させる筋力増強訓練などがございます。
いずれにしても、医師の指導を受けてから行うようにして下さい。
自分でできる顎関節症の管理方法
日常的に硬い食べ物を食べる方は、顎に負担をかけないよう、症状がある程度緩和するまでは柔らかい食べ物を選ぶようにしてください。
また、ストレスは無意識の歯ぎしり、食いしばりを引き起こす可能性があります。
ストレスを感じた際にはリラクゼーションや適度な運動でストレスを発散しましょう。
首や肩のこりが顎関節に影響を与えることもあります。
常に姿勢を意識し、背筋を自然に伸ばした状態を心がけましょう。
口をゆっくりと大きく開けて閉じる運動を繰り返す顎のストレッチや、顎の筋肉を優しくマッサージして緊張をほぐすのも効果がありますので、是非試してくださいね。
痛みがある場合は蒸しタオルなどで顎周辺を温めていただくと、筋肉のリラクゼーションを促すことができます。
以上、顎関節症の症状や原因、症状別の治療法についてご紹介させていただきました。
特にお子さまの顎関節症は重症化しやすいため、早期受診・早期発見が重要となります。
少しでも顎に違和感や痛みを感じた場合は、すぐに当院までご相談ください。
最後までご覧いただきありがとうございました。
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